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新しいAIビジネスとしての「AI導入サポート」サービス

カテゴリ:成功の秘訣やポイント


今日のAIブームの火付け役となったディープラーニングが誕生してからすでに数年の月日が流れ、AI技術とAI導入事例は相当数蓄積されるにいたりました。その一方で不足しているのが、AI技術をビジネスにつなげる「AI導入のノウハウ」です。しかし、こうしたノウハウをサービスとして提供する企業が現れています。本記事では、AI導入をサポートするサービスの事例を紹介します。

導入企業に合わせてAI導入を協働して推進する「KIBIT Partner Network」

株式会社FRONTEOは、2018年11月22日、同社が開発したAI「KIBIT(キビット)」の導入を促進するため、販売パートナー向けプログラム「KIBIT Partner Network(キビット パートナーネットワーク、以下KPN)」の提供を開始しました。

ヒトの認知的な業務を代替するAIを導入することによって、業務効率の向上を図りたい企業は急速に増加している一方で、「どのようにAIを導入したらよいのか」というAI導入に関するノウハウを有している企業はまだ少数なのが現状です。
 

こうしたなか、KPNはKIBITの運用・定着までの各プロセスにおける包括的なノウハウを体系化した支援メニューを提供します。KPNには、導入企業の専門性や協業レベルに合わせ、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3階層の認定資格が用意されています。それゆえ、導入企業は最適なサポートプログラムを受けられるのです。
 
以上のようなKPNの早期協力パートナーにはSCSK株式会社やTIS株式会社の名が挙がっており、この2社はすでに多数の企業のAI導入に協力しています。

 

「KIBIT」とは?

国際訴訟における証拠の発見という妥協の許されない業務を遂行する目的で、FRONTEOは「KIBIT(キビット)」を開発しました。訴訟における証拠の発見では限られた時間の中で大量のテキストデータから証拠となるデータを見つけなければならないため、同AIは弁護士の経験や勘に基づく知識である「暗黙知」を学習する必要がありました。
 

こうした暗黙知は、まさに暗黙の了解とされている領域に関する知識なので、必ずしも文書化されているわけではありません。こうした暗黙知を学習するうえで不可欠だったのが、少数の学習データから学習することです。それゆえ、同AIには少数の学習データからの学習を可能にする「Landscaping」(ランドスケイピング)という自然言語処理を行うアルゴリズムが実装されました。
 

同AIは用途に合わせて多数のバリエーションが存在します。具体的には、ビジネスデータ分析支援システム「Knowledge Probe」、知財戦略支援システム「Patent Explorer」、メール常時監査ソフトウェア「Email Auditor」、FAQ支援システム「Find Answer」といったものがあります。
 

知財管理といった特殊な目的を遂行できる同AIは、管理する情報が多岐におよぶ大企業向きかも知れません。

 

以上のように、最近ではソフトウェアとしてのAIシステムを提供するだけではなく、AIシステムを導入するプロセスをもサービスとして提供する事例が現れています。こうしたAI導入ノウハウを提供するサービスは、今後ますます増えることでしょう。

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