100人の顔認識が可能!ソニーのAIロボット「aibo」

カテゴリ:導入事例業種/職種別利用シーン


AIとともに進化が著しいものとして、ロボット技術があります。というのも、AIはロボットにおける頭脳を司るものだからです。そのため、顔認識技術の進化と軌を一にして、顔認識できるロボットが次々と誕生しています。本記事では、こうした顔認識を活用したロボットの事例を紹介します。

AIによって進化した新生「aibo」

ソニーは、2018年1月11日、イヌ型AIロボット「aibo」をリリースしました。同ロボットは、実は1999年にも発売されていました。この20世紀型aiboと21世紀型のそれとの最大の違いは、AIの飛躍的な進化によって実装できた認知機能にあります。
 
まず、同ロボットが周囲を感知する機能に着目すると、多彩なセンサーを実装しているうえにディープラーニングを用いた画像および音声の認識に対応しています。とくに顔認識に関しては、最大で100人の顔を認識することができるようになっています。
 
周囲を感知して反応するために不可欠な運動能力については、ボディに合計22軸のアクチュエーター(電気信号を運動に変換する電子部品)を実装することで、柔軟で愛くるしい動作を実現しています。
 
さらに、同ロボットはユーザといっしょに暮らすことでその振舞いを絶え間なく変化させます。例えば、愛情を注いでくれるユーザには、より深い愛情を返すようになるのです。こうした振舞いの変化も、AIによって実現しているのです。

ユーザの顔を認識するスマートスピーカー「Xperia Hello!」

ソニーが販売しているスマートスピーカー「Xperia Hello!」は、カメラが実装されていることにより顔認識が可能となっています。顔認識が可能となることで、Amazon Echoのような通常のスマートスピーカーでは出来ないことを実行することができます。
 
例えば、母親がLINEを使って同スピーカーに「帰る時間が遅れる」といったメッセージを送ったとします。すると、同スピーカーは自宅で留守番をしている子供の顔を認識すると、子供に対して母親のメッセージを音声で伝えるのです。また、同スピーカーにメッセージを録音しておけば、メッセージを伝えたいユーザの顔を認識すると録音メッセージを読み上げる、ということもできます。
 
顔認識機能を活用することで、ユーザの身守り機能も実現しています。同スピーカーは多くのスマートスピーカーと同じような円筒型の形状をしているのですが、360°回転することができます。そして、360°回転して周囲を見渡すことによって、ユーザの顔を探し出すのです。この機能は遠隔操作も可能で、外出先から家の中の様子を撮影することもできます。
 
最近のスマートスピーカーのトレンドとして、Amazon Echo ShowやGoogleスマートディスプレイに代表されるようなディスプレイの実装が指摘できますが、顔認識を実装した「Xperia Hello!」はこうした主流のスマートスピーカーとは異なった進化を遂げる予感を感じさせます。

顔認識が利用できる「ロボットAIプラットフォーム」

富士通は、様々な用途のロボットの開発を可能とする「ロボットAIプラットフォーム」を提供しています。同プラットフォームは、特定の業務を遂行するロボットを開発する時に利用される自然言語処理や顔認識機能をまとめたシステムです。
 
同プラットフォームに実装されている顔認識機能には、株式会社sMedioが開発した顔認識AIエンジン「sMedio Face Detector」が使われています。同エンジンが優れているところは、アジア人の認識精度が高いことにあります。実のところ、GoogleやAmazonが提供している顔認識APIは、有色人種の認識精度が白人に比べて低い、という問題があります。同エンジンは日本で使われるという条件であれば、世界的企業が提供するものより優れている、というわけなのです。
 
なお、同プラットフォームで提供されている諸機能は、ユニロボット株式会社が開発したコミュニケーションロボット「unibo」に実装して使うことになります。同ロボットを業務に導入する場合は、導入先の現場に合わせて機能や会話内容をカスタマイズすることになります。

 

ヒトと感情的なきずなを結ぶロボットは、多くの映画やマンガで描かれていることから分かる通り、人類の夢とも言えます。顔認識は、こうした夢を叶えるための第一歩であると言えるでしょう。

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