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AIを活用してマーチャンダイズの精度向上を目指す

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商品の需要や市場の動向に合わせて商品の価格を決定し、適切なタイミングで顧客に提供する一連のビジネス戦略はマーチャンダイズと呼ばれています。このマーチャンダイズの分野にもAIの導入が進んでいます。本記事では、こうしたAIと組み合わせたマーチャンダイズ・システムの事例を紹介します。

パーソナルAIを活用したマーチャンダイズ

SENSY株式会社は、2019年2月4日、クオリカ株式会社が開発するファッションアパレル企業向けMD支援システムとSENSYが開発するパーソナルAIを組み合わせた需要予測サービス「SENSY-MD」の実証実験を開始したことを発表しました。

商品のライフサイクルが早いアパレル業界においては、商品の売れ行きに対応して価格を変動させて「売れ残り」を可能な限り抱えないことが重要となります。さらに顧客のニーズが多様化している現代においては、顧客ごとの嗜好にあった商品をレコメンドしていくことも求められています。

今回のSENCYとクオリカが共同して進める実証実験においては、顧客の感性を学習するSENCYのパーソナルAIと効率的な在庫管理を可能とするクオリカのMD支援システムを組み合わせることによって、現代の顧客を満足させる次世代のマーチャンダイズシステムの構築を目指します。

なお、上記実証実験には婦人服の企画開発を行っているMARK STYLER株式会社も参加します。

「感性AI」を展開するSENSY

以上の実証実験に参加するSENSY株式会社は、ヒトの感性を分析して様々なレコメンデーションを行うパーソナルAI「SENCY」を開発しており、このAIを活用して様々なサービスを提供しています。エンドユーザ向けのサービスとしては、以下のようなものを提供しています。

・SENCY CLOSET:AIがユーザが所有している衣服をコーディネートするiOSアプリ
・SENCY BOT:ユーザとのチャットを通してAIがユーザの感性を学習するLINEアプリ。現在はβバージョンであり、ユーザの嗜好に合わせて「東京のレストラン」をレコメンドする。

企業向けには、前述した「SENCY-MD」のほかに以下のようなサービスを提供しています。

・SENSY Marketing Brain:個々の顧客に合わせたマーケティングをAIが提案。商品のレコメンドはもちろん、顧客ごとにキャッチコピーを提案する。
・SENSY Sommelier:顧客の嗜好に合わせてAIがワイン、日本酒、クラフトビールをレコメンドする。

上記のほかにも、企業のニーズに合わせてパーソナルAIを活用したソリューションを提供しています。

レコメンデーションは、実のところ、AIが最も得意とするタスクのひとつです。現時点では商品のレコメンドのような既に蓄積されたデータを活用できるタスクに限定されていますが、将来的には進学や就職といった人生における重要な判断においても、AIのレコメンドを参考にする時代が来るかも知れません。

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