マガジン:トレンド

オタクと腐女子の縁を結ぶAI仲人

カテゴリ:導入事例


AIアシスタントあるいはAIチャットボットを導入することによる利点は、業務効率の向上だけに留まりません。ヒトには話しにくいことでもAIにならば話すことができると感じる顧客が少なくないので、こうした顧客のニーズに答えることができる利点もあるのです。本記事では、こうした利点に着目して婚活ビジネスにAIアシスタントを導入した事例について紹介します。

ヒトに話せなくてもAIには話せる

結婚相談所「ミューコネクト」を運営するミューコネクト株式会社は、2019年1月17日、IBM Watsonを活用したAIアシスタント「新人AI仲人 むすび あい」を開発したことを発表しました。

従来の婚活サービスでは、登録に際して職業や年収を制限するような専ら金銭面にフォーカスしたセグメント化しかなされていませんでした。こうしたなかミューコネクト株式会社は、社交的な交流は苦手だが自分の趣味の話をするのは大の得意、というオタクと腐女子のための婚活サービスを立ち上げました。

同サービスは、サービス登録メンバーがオタクあるいは腐女子であるという以外は、通常の婚活サービスと似たようなマッチングサービスを提供していました。具体的には、同サービスに登録後、ヒトの仲人と相談したうえで互いに興味をもったメンバーどうしが交流する、というものです。そして、今回新たに開発されたAIアシスタント「新人AI仲人 むすび あい」には、ヒトの仲人に話しにくいことについて相談にのったり、コミュニケーションのトレーニング相手となることが期待されています。ちなみに、このAIアシスタントには同サービスの登録メンバーに好感をもってもらえるようにアニメ調の容姿が詳細に設定されています。

以上のような「新人AI仲人 むすび あい」は現在トレーニング中であり、4月までには本格導入される予定です。

岐路に立つ婚活ビジネス

日本における婚活ビジネスは、現在、岐路に立たされていると言えます。というのも、婚活ビジネスの市場規模を縮小させる要因が多数見出せるからです。

婚活ビジネス市場を縮小させる大きな要因は、少子化と生涯未婚率の増加です。少子化により将来において結婚適齢期を迎える子供が減るわけですから、少子化は同市場を縮小させる要因として作用します。また、生涯未婚率の増加は文字通り結婚しないヒトが増えるわけですから、この要因も同市場を縮小させます。

しかし、生涯未婚率の増加には、別の側面もあります。生涯未婚のヒトのなかには「結婚を望んでいない」ヒトのほかに、「結婚を望んでいるが相手が見つからない」ヒトもいるからです。

以上のような「結婚を望んでいるが相手が見つからない」ヒトのニーズを満たす手段として、AIを活用したマッチングは非常に有望と言えます。AIを活用すれば、人手では見つけられないような相性の良い相手を見つけることもできるからです。

婚活ビジネスによるマッチングに限らず、マッチング全般さらにはレコメンデーションはAIが得意とするところです。それゆえ、近い将来、進学や就職、そして結婚にいたるまでAIに相談にのってもらうのが当たり前、という社会が到来する可能性は十分にあるのです。

顧客化を加速させる接客体験を
あなたのWEBサイトへ

お問い合わせ