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OB・OG訪問もチャットボットで行う時代に

カテゴリ:業種/職種別利用シーン


就活生にとって、OB・OG訪問は企業の貴重な情報を知ることができるまたとないイベントです。しかしながら、訪問にこぎつけるまでには様々な手続きが必要なうえに、訪問が実現したとしても、目上のヒトとの会話では知りたいことをざっくばらんに聞くというわけにはいきません。本記事では、こうした従来のOG・OB訪問に代わるものとしてAIチャットボットを紹介します。

いつでもどこでもOB・OG訪問

国内大手航空会社のJALは、2019年3月1日、AIがOB・OG訪問に対応するチャットボットサービスの実証実験を開始することを発表しました。

同アプリは、同社の説明会等で案内されるLINEアカウントを登録すると利用できるようになります。同アプリを利用すれば、OB・OGに質問したいことをいつでもどこでも尋ねることができるようになります。また、質問相手がチャットボットAIなので、敬語の使い方などを気にすることなく、ざっくばらんに疑問をぶつけることもできるでしょう。

以上のようなチャットボットは、質問に常時対応できるようになるというメリットのほかにも、就活生が企業に親しみを抱くようになる、という効果も期待できます。というのも、中学生になって初めて持つ個人用の情報端末がスマホである現在の就活生にとって、チャットこそが本音で語れるコミュニケーション手段であるからです。

また、最近ではOB訪問時にセクハラを受けたという事例もあるなか、チャットボットでOB訪問と同じクオリティの対応をしているということは、企業のクリーンなイメージをアピールすることにもつながります。

イノベーションを発信する「JAL Innovation Lab」

以上のようなAIチャットボットの開発を企画したのは、JALが2018年4月20日に新設した部署「JAL Innovation Lab」です。この部署は「一歩先行く価値」の創出のために設けられたものであり、東京・天王洲にある寺田倉庫内にラボも開設しました。

同ラボの広さは約500平方メートルで「アイデアを発想するエリア」、「プロトタイプの制作スペース」、そして「プロトタイプを並べて検証するエリア」が設けられています。このうち「プロトタイプの制作スペース」には3Dプリンターが設置されており、3Dデータさえあればすぐにプロトタイプを出力できるようになっています。さらには、検証エリアには搭乗ゲートと航空機内のキャビン(乗客スペース)が完全再現されており、備品の試作や接客訓練をすぐに実行できるようになっています。

JAL執行役員の西畑智博氏によれば、以上のようなラボは施設を作って終わるわけではなく、同ラボ初のイノベーションに「社内の人間をどれだけ巻き込んでいけるかが大きなミッション」とコメントしています。

JALの事例のような企業の採用活動にチャットボットを活用する事例は、もはや珍しいものではありません。企業との連絡手段としてのチャットボットは、次第にメインストリームとなりつつあるのです。

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