AIによる文書読み取りで業務効率を改善

カテゴリ:コスト削減や効率化


近年のAIは、画像を認識したり文字を読み取るといった「認知機能」と総称される能力を進化させることによって、その活動領域を拡大しています。そこで本記事では、文字認識AIを活用したシステムの事例を紹介します。

AIで文書を読み取って業務を効率化

AIスタートアップの株式会社シナモンは、2019年3月14日、AIによって文書を読み取るサービス「Flax Scanner受発注業務効率化サービス」を発表しました。

昨今のAIの進化は、主として画像のなかにあるモノを認識する画像認識の分野において目覚ましいものがありました。こうした画像認識には、モノだけではなく文字を認識する文字認識も含まれます。文字認識とは、手書きの文字から書かれた文字を認識する技術です。ヒトは様々な筆跡から書かれた文字を当たり前のように特定できますが、AIがヒトと同様の精度で手書き文字を読み取れるようになったのは、実は最近のことなのです。

以上のサービスを活用すれば、手書きで作成した文書から文字を認識してデータベースを作成することが可能となります。さらには、読み取った文書から要点を抽出することが可能です。この要点抽出機能は、例えば契約書のチェックに要する時間を大幅に削減します。

要点抽出機能が実装されていることから、同サービスには文字認識機能だけではなく自然言語処理機能も実装されていることがわかります。

台頭する文字認識AI

文字認識技術の研究自体は、40年以上の歴史があります。しかし、近年のAIの進化以前では読み取り精度があまり高くなく、また読み取る文書のフォーマットが著しく制限されるという欠点があったことにより、あまり普及しませんでした。ところが、近年のAIの進化により以前の欠点が克服された結果、様々な文字認識AIシステムがリリースされるようになりました。

前述したFlax Scanner以外にも、例えばネットスマイル株式会社がリリースしている「AIスキャンロボ」は、文字の読み取りに加えてRPAとの連携にも対応しています。具体的にはWinActor、BizRobo!、そしてSynchRoidと連携することによって、読み取った文字を自動的に処理することを実現しています。

ABBYYジャパン株式会社がリリースしている「FlexiCapture」は、多言語対応と大量読み取りを特徴としています。1分間に1,000ページの文字を読み取ることができ、198の言語に対応しています。

以上のような文字認識AIは、確かにヒトの仕事を奪うという側面があるのは否めません。しかし、仕事を奪うからと言って過度にAIに脅威を感じるのではなく、むしろこれからは面倒な事務作業はAIに任せて、ヒトは本当にクリエイティブな仕事にだけ集中する、というようにAIとヒトが分業する体制を築くことこそがもっとも生産的なのではないでしょうか。

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