カメラもついにしゃべる時代に。「組み込みAI」というAIの新トレンド

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画像認識や音声認識に対応したAIは、現在ではPCソフトやモバイルアプリとして使われることが多いです。しかし、最近ではカメラといった製品に組み込まれるようにもなっています。本記事では、こうした「組み込みAI」の事例を紹介します。

来訪者に話しかけるカメラ

TIS株式会社は、2019年5月17日、株式会社Secualの提供する“人と対話するカメラ”「Secual Cam Ady」(セキュアル カム アディ)の音声対話基盤に音声・対話AIサービス「COET」(コエット)のメニューのひとつである「音声対話組み込みクラウドサービス」を採用したことを発表しました。

「Secual Cam Ady」とは、家屋設置型のカメラに画像認識と音声認識を実装したものです。簡単に言えば、「知性のあるカメラ」です。画像認識を実装することでカメラに写ったヒトの識別が可能となり、さらに音声認識機能によってカメラに写っているヒトの音声とやり取りすることができます。その結果、来訪者に対して自動的にメッセージを伝えたり、不審者に警告メッセージを告げるといったことが可能となります。

同AIカメラは、TIS株式会社と積水化学工業が共同で進めるプロジェクト「スマートハイムシティ朝霞」の一環で建てられる家屋全戸に導入されます。同プロジェクトは住環境にIoT・AI技術を導入して安全・安心と生活の利便性・快適性を向上させる、ということを目標としています。

「COET(コエット)」とは

上記AIカメラに実装された「COET(コエット)」とは、TIS株式会社が開発・提供する多目的に対応した音声AIです。同AIには「Record Meeting」「音声自動案内サービス」「音声対話組み込みクラウドサービス」というメニューがあります。

「Record Meeting」とは、会議中の音声をテキストに変換して音声とともに保存する機能です。この機能は、同AIを実装した専用のスマートスピーカーを用いて使います。記録したデータを閲覧するには、会議に参加したユーザのみが知りえるQRコードにアクセスしなければなりません。このようにしてデータセキュリティを確保しています。

「音声自動案内サービス」とは、FAQと翻訳に対応したスマートスピーカー活用サービスです。同サービスは、リアル店舗の自動案内といった業務への導入が想定されています。店舗への来訪客がスマートスピーカーに対してよくある質問を尋ねると、音声で回答を返します。多言語に対応しているので、海外からの来訪客の質問にも答えられます。

「Secual Cam Ady」に使われている「音声対話組み込みクラウドサービス」とは、音声認識やチャットボット機能をスマートスピーカーだけではなくカメラやロボットに実装できるサービスです。会話シナリオを作成できるので、きめ細かな回答を用意することができます。

以上のようにチャットボットを実行するような会話AIはPCソフトやモバイルアプリだけではなく、あらゆる製品に組み込まれようとしています。それゆえ、将来的にはヒトはAIに取り囲まれた世界で暮らすことになるのではないでしょうか。

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