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LINE@でチャットボットが簡単に作れる「Parot」をリリース

カテゴリ: 成功の秘訣やポイント


現在ではもはや珍しいものではないチャットボットを、企業活動に導入する際には何をしたら良いのでしょうか。チャットボット開発会社に開発を委託するという選択肢がすぐに思いつきますが、実はプログラミングの経験がなくてもチャットボットを作成できるツールがすでに多数リリースされています。本記事では、こうしたプログラミングの知識不要なチャットボット作成ツールについて紹介します。

プログラミングができなくても使えるチャットボット「Parot」

株式会社メフィラスは、LINE上で動作するチャットボットを作成できるツール「Parot」を提供しています。
 
同ツールの最大の特徴は、プログラミングの知識がなくてもチャットボットが作成できるところです。同ツールの使い方は、画面に表示されているテキスト入力パーツ等をドラッグ&ドロップしながら、設定するメッセージをキーボードから入力します。同ツールでは、以下のような4つの機能が利用できます。

 

・シナリオ:チャットの流れを決める台本に相当する「シナリオ」を設定できる。シナリオの流れは、画面から直観的に見てわかる。

・キーワード:顧客のメッセージに対して自動応答する際の文言に相当する「キーワード」を設定できる。顧客のメッセージに幅広くかつ自然に自動応答できるように設定することが重要。

・メッセージ:顧客とチャットボットの対話を確認することができる。顧客に対して、直接返答することも可能。

・レポート:シナリオやキーワードの仕様状況をグラフ等で直観的に確認できる。

 

以上のようなParotは、顧客とのやりとりから返答を学習するような機能は実装していないものも、すぐに開発できるという大きな利点があると言えます。

Alexaと同じAIが実装できるチャットボット「Amazon Lex」

オンラインストア最大手Amazonは、チャットボット開発ツール「Amazon Lex」を提供しています。同ツールを使うと、同社が開発するAIであるAlexaを活用したチャットボットを開発できます。
 
Alexaを活用したチャットボットを開発するメリットは、テキスト入力だけではなく音声認識にも対応できるところです。さらに、同AIは文脈を解釈できる機能を有しているので、異なった単語を使っていても意味が同じ文を理解できるのです。この文脈を理解できる機能があることによって、シナリオの設定は典型的なフレーズを設定するだけで済みます。この機能のおかげで、同ツールもプログラミングの経験なしでもチャットボットを作成できるようになっています。
 
以上のような高機能なチャットボットだと運用コストが高くつくと思われがちですが、同チャットボットの運用には前払いや最低料金は必要とされません。同チャットボットは、実際にテキストあるいは音声でやりとりした場合にのみ料金を支払う従量制を採用しています。そのため、利用が予想より少なくて採算がとれない、というような不安を感じることなく同チャットボットを導入することができるのです。

豊富なテンプレートを用意したチャットボット「Repl-AI」

インターメディアプランニング株式会社が提供しているチャットボット作成ツール「Repl-AI」も、すでに紹介したParotのようにプログラミングの知識がなくてもチャットボットを作成できるツールです。
 
同ツールが便利なところは、豊富なシナリオテンプレートが用意されている点です。プログラミングの知識が不要とは言っても、チャットボットの会話の流れを決めるシナリオの設計は、ユーザ自身で行わなくてはなりません。チャットボット開発経験のない多くのユーザにとっては、このシナリオ設計は決して簡単なものではありません。そこで、同ツールはシナリオ設計未経験のユーザのために、シナリオテンプレートを用意しています。ユーザは、テンプレートのなかから想定している会話に近いものを選ぶだけで、ほぼチャットボットの開発が完了してしまいます。
 
また、同ツールはWebページに表示されるものだけではなく、FacebookやLINEに対応したチャットボットを作成できます。APIを利用できるエンジニアであれば、様々なプログラムと接続することでよりカスタマイズされたものを作成できます。

 

以上のように現在では多種多様なチャットボット作成ツールが存在します。チャットボットの導入を検討している企業担当者は、導入を想定しているチャットボットに必要な機能や開発・運用コストにもとづいて、最適なチャットボット作成ツールを選択するのが良いでしょう。