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WEB接客ソリューション「OK SKY」のライセンスサービス「OK SKY Software License」を開始

カテゴリ: コスト削減や効率化


ヘルプデスクやコールセンターへの導入から始まったチャットボット・サービスは、情報の入出力が伴う様々な機能やサービスと結合するという新しい展開を見せています。本記事では、こうした「チャットボットのプラットフォーム化」の動きを「OK SKY Software License」をはじめとした複数の事例を通して確認します。

柔軟性が増したチャットボット「OK SKY Software License」

株式会社空色は、2018年6月6日、すでにリリースしているチャットボット・サービス「OK SKY」のSaaSバージョンである「OK SKY Software License」の提供を開始しました。
 
「OK SKY Software License」では、導入企業が「OK SKY」の活用範囲をさらに拡大しやすくするために、SoftwareプランとPaaS一体型プランを用意しました。こうしたことで、導入企業は「OK SKY」を自社ブランドで展開することが可能となりました。さらには、機能アップ開発の協業もできるようになりました。
 
「OK SKY」は、もともとCRMやECパッケージといった基幹システムとの連携に優れており、オムニチャネルを実現したい企業のニーズに応えたり、導入企業が保有する情報資産を有効活用しながら導入できる柔軟性をもっておりました。今回のSaaSバージョンのリリースによって、「OK SKY」がもつ柔軟性はさらに増すこととなりました。

機能拡張に優れたチャットボット「Azure Bot Service」

Microsoftは同社が展開するSaaSサービス「Microsoft Azure」の関連サービスとして、チャットボット・サービス「Azure Bot Service」を提供しています。

同サービスには、「Microsoft Bot Framework」と呼ばれるチャットボットのテンプレートが含まれており、このテンプレートを用いてチャットボット開発を進めていくことになります。こうしたテンプレートに加えて、画像認識や翻訳機能をチャットボットに追加することができます。
 
既存のチャットサービスとの連携にも優れており、GroupMe、Facebook Messenger、Kik、Skype、Slackといったものと統合することも可能となっています。
 
実際に開発したチャットボットを導入する際には、各企業のニーズに合わせてカスタマイズすることになります。例えば、ホテルのコンシェルジュをサポートするチャットボット・システムを構築する場合には、同サービスとMicrosoftが提供する自然言語処理サービス「 Language Understanding 」を組み合わせることによって、チャット形式でホテル宿泊客の情報を照合できるシステムが実現します。このシステムに音声認識サービスを追加すれば、音声による操作も可能となります。
 
そのほかにも、ネレッジデータベース「Cognitive Services QnA Maker」と組み合わせれば、FAQチャットボットサービスが構築できたり、Ofiice 365と統合して社内システムとして機能するチャットボットを開発することもできます。

社内システムを強化できるチャットボット「daab」

株式会社L is B (エルイズビー)はビジネス・チャットボット「direct」を提供しているのですが、同チャットボットと各種業務システムとの連携を強化した「daab」(direct agent assist botの略称)も提供しています。

「daab」は、daab SDKと呼ばれる開発ツールを活用してdirectと各種業務システムを統合していきます。例えば、サイボウズ社が提供する業務システム「kintone」とdirectを組み合わせると、チャット形式で日報を作成できる社内システムが構築できます。このシステムでは、チャットボットAIがユーザに入力内容を指定するので、報告内容のもれがなくなります。

daabは、開発者のアイデア次第でさらに様々な社内システムを構築できます。Office365とdirectを統合すれば、チャット形式で運用できる案件データベースができるでしょう。daabは位置情報を取得することができるので、工事現場からの進捗報告を管理するシステムを開発することも可能です。

 

以上のようにチャットボットは、現在では個々の業務を遂行するひとつのサービスであることにとどまらず、様々なほかのサービスと結合して一種のインフラやプラットフォームとして機能しつつあります。こうした「チャットボットのプラットフォーム化」が可能なのは、チャットというユーザインタフェースが直観的でユーザ・フレンドリーだからでしょう。