【MaaSの基礎知識】+2020年 鉄道業界が取り組む2つの事例

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はじめに

私たちはどこかへ出かけるときに、電車やバスなどの公共交通機関をはじめ、自家用車やタクシーなど様々な選択肢を組み合わせて移動します。

その費用や手間については、自家用車であれば駐車場代、ガソリン代。公共交通機関を利用するのであれば乗車賃がかかりますし、その経路や乗換えの計算をしつつ、場合によっては予約も必要です。

乗り継ぎがうまくいかなければ時間をロスすることもあるので、それも踏まえて、日々、移動するのは、よく考えてみるとなかなかの労力です。

そんな労力から我々を開放してくれるであろうサービス。しかもスピーディーかつ簡単に!

それが、今後日本での普及が期待されるのMaaSというモデルです。

MaaSの基礎知識。4つのMaaSレベルを解説

MaaSは Mobility as a Service の略称で「マース」と呼びます。

ICT(情報通信技術)を活用し、交通情報をクラウド化することで、公共交通機関であってもなくても、またその運営元にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段による「移動(モビリティ)」を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念です。

ちなみに、MaaSはサービスへの統合の程度に応じてMaaSを5段階にレベル分けされています。

MaaSレベル0:統合も、連携もしていない

例えばどこかへ行きたいときに、鉄道やタクシーなど交通機関のアプリを利用したとします。

電車に関する利用料は鉄道会社へ、タクシーに関する利用料はタクシー会社へ、といったようにそれぞれ交通を運営している会社に個別に料金を支払うケースがこれです。

つまり、他の何かと連携しておらず、運営会社が個別に提供している移動サービスです。

MaaSレベル1:経路、運賃、距離、時間の情報が統合されている

GoogleやNAVITIMEで目的地を検索すると、電車やバス、飛行機など複数の移動方法が表示され、料金や距離も含めた情報を教えてくれます。 ここまで統合されているのが、MaaSレベル1です。

MaaSレベル2:予約と決済が統合されている

例えば、

①行きたいところをスマホで目的地検索

②最寄り駅、飛行機、現地の鉄道の候補一覧が出る

③さらに、「決済」というボタンを押せば運営会社関係なく一括決済までできる

ここまでがレベル2です。レベル1と比較しても、これはかなり便利ですよね。

2020年現在、MaaSレベル2を目指して取り組んでる日本企業が多くあります。そう遠くない将来にはこのレベルが当たり前になってるかもしれませんね。

MaaSレベル3:複数の交通サービスが統合されている

鉄道・航空・バス・さらにレンタカーやカーシェアのサービスが連携までできているサービスがレベル3です。このレベルでは、これまでにない新しい提案がなされます。

・ある目的地に向かう際、どの交通手段を使っても一律料金が適用される。

・月定額料金で一定区域内の移動サービスが乗り放題になる。

こういったサービスまで考えられるそうです。

MaaSレベル4:政策と統合までできている

国や自治体を巻き込み、都市計画や政策レベルで交通の在り方についての協調が実現できている状態を挿します。もはや、レベル3までとは、次元が違いますね。

日本が取り組む「鉄道業界×MaaS」  2社の事例をご紹介!

先にお伝えした通り、多くの日本企業がMaaSを意識した取り組みを行っています。そこで、今回は日本の鉄道会社・2社の事例をご紹介します。

①JR東日本

2017 年 9 月、「モビリティ変革コンソーシアム」を設立しました。

これは、社会課題の解決に取り組むことを目的に、交通事業者、国内外メーカー、大学、研究機関などが参加・連携した組織です。その中で、3 つのワーキング・グループ(WG)を設置し、その一つ「Door to Door推進WG」 において都心地域等におけるマルチモーダル・サービスを検討しています。

また、2020年3月14日よりJR東日本・JR北海道・JR西日本の3社は、センターサーバにおいて予約情報の管理から認証処理までを行うセンターサーバ照会方式の新幹線IC乗車サービス新幹線 e チケットサービス」を開始しました。

このサービスにより、スマートフォン等で新幹線のチケットを予約後、Suicaなどの交通系ICカードを新幹線自動改札機にタッチするだけで、東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線をスムーズに利用できるようになりました。

②小田急電鉄株式会社

2019年10月末より小田急が開発するオープンな共通データ基盤「Maas Japan」を活用したMaasアプリ「EMot(エモット)」をサービスインし、アプリが有する機能についての実証実験を開始しました。機能としては「複合経路検索」と「電子チケットの発行」です。

「複合経路検索」では、鉄道やバスに加え、タクシーやシェアサイクル等を組み合わせた経路検索ができるほか、経路検索結果から連携しているアプリ・サイトへ遷移して、モビリティの予約・決済が可能とのこと。

「電子チケットの発行」では、箱根フリーパスをはじめとした企画券や飲食チケットが購入できるほか、ショッピング等に応じて無料でモビリティが利用できる特典チケットの発行ができるそうです。

MaaSを支えるコンタクトセンターを紹介

MaaSの広がりによって移動が便利になる一方で、新しいサービスをどう使っていただくかが重要になってきます。利用方法をはじめ、疑問点やトラブルなど、さまざまな問い合わせに対するサポートの必要性も高まってくるはずです。

そこで、最後に、アディッシュプラス株式会社のサービスをご紹介します。

問い合わせ窓口をチャットやメール、電話を含め様々なコミュニケーションツールで一本に集約したコンタクトセンターを展開しているのがアディッシュプラスです。

交通機関、シェアリング、決済サービスなどMaaSプラットフォームの構築やサービスの連携メールサポート電話サポート、本人認証、チャットボット、複合経路検索、SNS運用まで対応できるそうです。

日本においては「官民入り混じり交通機関を横断した定額や乗り放題になるビジネスモデルが成立するのか」が今後の大きな課題になるかもしれません。

しかし、各企業の絶えない努力によりMaaSの取り組みは一歩ずつ前進しています。乞うご期待ですね。

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